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☆ 正しい寝姿に枕は必要ない! その1

更新日:2018年03月15日

『この機会に枕を新しく買おうと思うんですけど、
素材は何がいいんでしょうか?』
と、お客様に聞かれました。

いやいや、枕は要らないです。

枕が無いと眠れない・首が痛くなる人は
すでに首が悪くなってしまった状態の人で、
今、治療を重ねて首が良くなりつつあるアナタは
むしろ、枕をしてはいけません!!

とお客様に伝えると仰天。

まあ、普通に考えれば仰天しますよね・・・。
ずっと枕アリ生活を続けてきた人にしてみれば
急に「枕ナシ生活のススメ」を言われても
えっ?ってなりますから。


しかし、そもそもナゼ枕をしているのか?
誰も明確に答えられないのが現状です。

● 家で両親家族がみんな枕をして寝ているから
● 枕をするとぐっすり眠れるような気がするから
● 枕があると心地よいから

それらしい答えが出てきても
身体にとって、それらは正解ではありません。

みんなが枕をしているのは、ただの習慣であり
ぐっすり眠れるような気がするのは気のせい。
心地がよいかもしれませんが、疲労解消・元気回復にはなりません。

どうしてか?
枕をすると、正しい寝姿にならないからです。

正しい寝姿とは、イコール『正しい立ち姿』です。
正しい立ち姿とは、身体測定で身長を測るときの姿勢。
つまり、壁に頭と背中がくっついた状態。

実際に試してみましょう。
いま、アナタは壁を背にして立ったとき
頭(後頭部)が壁に付きますか?

後頭部が壁に付かない人は → 手遅れ:枕ナシでは寝られない。
後頭部が壁に付く人は → まだ間に合う:枕を外して寝てください。

ここで重要になってくるのは
この内容は、正しい首の形を少なからず維持できている人、『限定』の話です。

首がストレートになっている人や後彎している人は
すでに身体の上に頭が乗っていない構造なので
頭が背面から浮いた状態になっているため
正しく頭を床につけて寝ることができません。

つまり、枕で頭を支えてあげないと
逆に首や頭がつらくなるのです。
したがって、急に枕ナシになると
とたんに寝苦しくなるので気をつけてくださいね。


さて、ナゼ、枕ナシが良いのか?を考えて見ましょう。
一番明確で簡単な理由は、気道が閉塞してしまうから。

心肺蘇生・人工呼吸を思い出してください。
気道確保のとき、アゴを上にあげて
口から肺までの空気の通り道を確保するわけです。

逆に、アゴを下げてしまうと、
空気の通り道は閉まってしまいます。

単純な話です。
人は食べ物や水が無くても、数日は生きていられますが
空気が無くなる(呼吸ができなくなると)生きてはいられません。

寝ているときに呼吸が止まると大変なことになりますね。
呼吸によって酸素がきちんとカラダに供給されるから
疲労が解消し、次の日の朝にリフレッシュできているわけです。

これについては、『正しい寝姿に枕は必要ない!その2』で説明します。

要するに、寝るという作業の中で
枕を使って後頭部を起こしてしまうと
気道が狭くなり、呼吸がしにくくなるのです。



そんなわけで、枕の素材がどうこうでなく
枕そのものが必要ないことを理解していただいて
お客様には無駄な出費を防いでいただきました。

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