アームレスラーの肘治療

アームレスラーの肘治療

毎年恒例になってきましたが、今年もアームレスリング真青同盟杯の懇親会へ参加してきました。台風の影響もあり、参加者は例年の半分だったものの懇親会は満席で40人強はいましたね。例によって、アームレスリング関係者のお客様に誘われて飲み会へ参加するのですが、要するに救護班を兼ねてごちそうにありついた感じです。

お客様にしてみれば、連戦で傷ついたアームレスラーたちのメンテナンス程度の低さを懸念しての配慮。懇親会を機会にお試しで治療を受けてもらい、傷が癒され改善されることでアームレスラーにメンテナンスを啓蒙する狙いがあります。一方、アーム負傷者をウチに提供することで、つまり『良かったらまた店に行ってあげてね』的な潜在顧客の営業をも兼ねている一石二鳥のプランというわけです。

お客様のご厚意もあり、今年で3年目の参加。乾杯の後に、続々と負傷者が私の隣へやってきます…。食事もそこそこに、最初の負傷者は20歳代の青年。屈強な身体つきですが柔和な顔してます。手首を動かすと痛みが走る、というか手首が曲がらない選手です。右利きで使い込んだらしく2年前から右手首がロックされたように動かず、左手首と同じように曲げようとすると痛みが走るとのこと。現在、近くの整体屋さんに通っているものの変化も効果も無いらしい…。

両手首を拝見して左右差を確認。確かに右手首周囲に腱がまとわりついて関節が動かない感じです。腱鞘炎の類いですね。割と傷んでいるため、小道具を使用させてもらいロックを解除。手首を持ってゆっくり動かすうちに滑らかに動いてきました。都度都度、痛みが残る場所を確認して微調整。これを繰り返すうちに、手首が曲がるようになりました。


続いてお越しになったのは、タンクトップで筋肉ムキムキの日本チャンプ。右肘に詰まり感と痛みがあって力を入れるとズキズキするとのこと。拝見してみると、右肘の内側に疲労と炎症が確認できます。肘以外の箇所にも多々おかしなところは確認できましたが、まずは要望にお応えすることに。


総じて言えば、肘の引っ掛かりも腱鞘炎です。要するに、使い痛みで固縮してしまってるということ。さすがに固いので、了解を得て小道具を使用。核になっている引っ掛かりを解除して、あとは手を使って肘の動く軌道を再現しながら筋肉をゆるめていきます。すると、数回触って曲げ伸ばしすると肘の突っかかりが取れて軽快に動くようになりました。

そして今度は、細身で可愛らしい感じですが、腕だけはムキムキの20代の女性です。こちらの女性もまた右肘に痛みがあるようで、物を持ったりドアを引いたりすると肘に激痛が走るというのです。確かに肘が傷んでいる様子はありますが、触ってみるとどうも肘が悪いのではない感じがします。左右の腕の動きを確かめてみると、右上腕二頭筋がカチカチになってスジ張っていることに気づきました。無論、これも小道具でチョチョイと取り除いてしまいました。

上記3選手の抱えていた痛みは単なる筋疲労ですが、もう手で触ってマッサージしたらどうにかなるレベルではありませんでした。ましてや、疲労からの回復を待たずに重ねて練習するのですから疲労は蓄積する一方。柔らかかった筋肉がまるでカチカチのビーフジャーキーのようになってしまうのです。
アームレスラーの肘治療

筋肉は柔らかい状態から硬くなることで力が出る仕組みになっています。力こぶの筋肉が分かりやすいですね。肘を曲げると『ちからこぶ』がプックリと硬く大きく膨らみます。筋肉が硬く圧縮されると力が出るわけですが、すでにカチカチに硬い状態の筋肉はそれ以上に硬くなれないので力が出ないわけですね。

アームレスリングは力勝負のスポーツ。力を出すのに筋肉が柔らかい状態を保つことは必須です。しかし、多くの選手が筋肉をカチカチにしたまま放置している傾向にあります。それはつまり筋力を100%発揮できずにいるということ。当然、自分で思ったよりも力が出ないので結果は散々になります。仮に筋肉量が倍になったとしても、その出力が30%では無駄に筋肉を付けただけ。それよりも、筋肉の質を向上させて出力を100%にした方がよっぽどパフォーマンスは良くなるものです。

アームレスリングの練習は必要ですが、メンテナンスを怠ると勝てません。アームの皆さん、腕のメンテナンスは重要です!

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