肘が曲がったまま、最後まで伸びない・・・

右肘が3日前から伸びない

千葉から遠路はるばる親子でお越しのお客様です。息子さんの右肘が3日前から伸びなくなってしまったそう・・・。中1になる息子さんは、将来有望なテニスプレーヤー。週6でテニススクールに通って練習をしているとのこと。お父さん曰く、腕の筋肉が硬直していて肘が固まって動かなくなってしまっている様子。肘周辺の筋肉がほぐれれば、元に戻るのではないかとの診立て。病院に行けど、電気を当てるばかりで効果ナシ。シップを貼れど、肘は伸びずに効果ナシ。どうしたらよいのか・・・?と、必死でネット検索された結果、とうせんきょうのホームページを見つけて頂き、そのままご来店の運びとなったわけです。

実際に、息子さんの右腕を拝見すると・・・たしかに左腕と比べて、伸びません。まるでロックがかかったように、膠着+硬直している様子。治療の流れを説明したあとに、実際に触ってみると上腕の表裏が筋張ったようにカチカチになっています。この上腕を挟み込むようにしてグイッと掴み、腕を動く範囲内で曲げ伸ばします。要するに、上腕二頭筋と上腕三頭筋に圧力をかけた状態でストレッチを重ねていくわけです。息子さんの顔がだんだんと我慢でゆがむ顔に変わっていきますがそのまま、しばらく動かしていると・・・次第に上腕の筋肉が緩みだしてきます。

5分もしないうちに、肘の様子が変わってきたので途中で止めて、「伸ばしてみて」と指示すると本人が「うぉっ」とビックリするぐらい肘が伸びるわけです。横で様子を見ていたお父さんも唖然とするくらいビックリ。当方としては、触りどころを分かって触っているので特にビックリしていただくことでもないのですが、それまで曲がったままの肘を見ていた親子だけに急に伸びるようになった肘に衝撃の様子。肘裏の付け根部(上腕三頭筋の停止部)がまだひっかかった感じなので、ちょいと小道具でつついて解除。上腕二頭筋を緩めて、手首の詰まった感を解消。ついでに前腕の重だるさを取って差し上げたあと、テニスラケットを振る動作をしていただくと最近には無かった動きのキレが出たようでご機嫌の息子さん。

結論としては、ラケットをグッと握りこみ、腕を棒のように硬直させてボールを打ち返す動作を繰り返すたびに肘の上下の筋肉が勤続疲労を起こして、筋肉痛を起こしたようです。応急処置的な対応で、肘の動きと腕の動きは改善しましたが、言っても病み上がり状態。このまま過度な練習を続けると、再び疲労して肘を壊しかねません。そのたびに、千葉から通っていただくわけにも行かないので自分で筋肉を緩めるセルフケアを特別に伝授。練習後のクールダウンとセルフケアを日課にしていただき状態の維持・向上に努めていただくことに致しました。

肘の曲げ伸ばしを司っているのは主に上腕二頭筋と上腕三頭筋です。ここをいかにして緩めるかがポイントになるのですが、ピーンと張ったゴムを、張った方向と垂直に圧力を加えて動かしてあげると意外と簡単に緩んでしまいます。お試しいただいて、もしダメならとうせんきょうへお越しくださいませ。

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