石の上にも3年いれば暖かくなる

馬車道で仕事を始めてから先日で3年目に突入。開業当時に恩師より『石の上にも3年』とお言葉を頂いた。今は「なるほど」と思う･･･。振り返る2年は一瞬だが、これから先の1年は長い。現在は「やりたいこと」を「やりたいように」できている環境にストレスなく生活ができている。雇われでは味わえない自由だ。･･･とはいえ、自由を謳歌できるほど経済的余裕があるということでもない。商業的に自由に生きることが出来る反面、商業的な死(倒産・廃業)はいつも隣合わせである。

まだ小さい頃には想像もしていなかった現在の職種と現在の生活。小学校の作文には、パイロットか料理人になりたいと書いた記憶がある。しかし今は･･･医療業界に身を置き、好きなように暮らしているのだから、人生は面白い。今の仕事は、あまり苦もなく出来ることだと気がついてから頑張れるようになってきたと思う。学生時代は語学を頑張った、が、頑張った割りには大成しなかった。海外でしばらく仕事をしてたことも含め、一般ビジネスのコミュニケーションに不都合はない。だからと言って、それで何ができるわけでもないと気づいた。投資した時間と労力に比べて、成果が薄いのだ。苦労した割りには、『普通』止まり。

要するに、才能と努力の相性が悪かったのである。才能だけで生きるより、努力だけで生きるより、才能の上に努力を重ねて生きた方が、行き着くところは輝かしいはずだ。語学に携わる仕事はそれなりに努力したが残念ながら「普通止まり」だった。今の仕事はちょっと違う。才能と努力の相性が比較的良さそうなのである。だからなのか、あまり苦もなく頑張れるし、成果も出しやすい。好きなことを仕事にして生活することが出来れば幸せだろう。

しかし、仕事をしないと生活ができなくなるなら好き嫌いを選んではいられない。今の仕事はあまり苦もなく出来ることだと気がついてから、これまでより、もっと頑張れるようになってきたと思う。頑張らなくても出来ることなら、頑張った分だけ上積みして遠くにたどり着くことができるだろう。だったら、3年目はもっともっと頑張らなくてはいけない。今年は飛躍の年。