施術者の苦悩

自分の代わりに「病気」になってくれるサービスは未だにない

最近、やたらと右肩甲背部のコリ感が気になり、左腰が痛い・・・。原因は分かっている。もちろん【首】の歪みだ。現在の矯正技術を習得するにあたり、誰よりもまず自分自身のレントゲン写真を被験者として確認している。写真を見て、当時かなりの衝撃を受けたのを忘れることはできない・・・。骨盤は左右が見てわかるくらいにズレており、首はストレートネックで歪んでいた。それが30歳に入って間もない頃のこと。当時は症状もなく肩のコリ感や腰の重だるさは気にならない程度だった。それが40歳に差し掛かろうとした今、毎日のように首元のだるさと背中のひっかかり感と左腰の痛みに苛まれている。

どこかで診てもらえば『それは、運動不足だよ』と言われるのかもしれない。しかし実際に、レントゲン写真を確認している私からすれば間違いなく首の歪みに由来するものだと確信している。ところが、それが分かったところで治療を提供する側の私にはどうすることもできない。まさかに自分の首を、自分で矯正することはできないのだから。なんとも無情である。ここ横浜エリアには、同等同質の矯正治療を提供してくれるところは無い。したがって、私は歪みを抱え、カラダの痛みに耐えながら暮らしていくことになる。

世の中には、いろいろなサービスがある。対価(お金)を支払えば、たいていのサービスが受けられる。自分の代わりに、誰かがサービスを引き受けてくれるのだ。しかし、自分の代わりに「病気」になってくれるサービスは未だにない。身体が痛くても、誰かが変わってくれることはないのである。膝が痛い、腰が痛い、腕が上がらない・・・と言ったところで、百貨店やホームセンターで交換用パーツを売っているわけでなし、当然、使い捨てにもできないのだから故障部分をいかに修理していくかが重要なポイントになる。

【カラダは資本】である。使い古された言葉で、よく分かっているつもりだが実際に身体が不自由になり、生活に支障が出るまではとうてい現実味のない話でもある。とは言え、身体が故障してしまえば、そうも言っていられまい。残念ながら、自分自身の治療はできないので私の身体が良くなっていく機会もないが、せめて私の身体が続く間は、ここ横浜・馬車道で矯正治療を提供し続けたい思っている。

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