ヘルニアでお問い合わせのお客様のこと ②

ヘルニア

頚椎ヘルニア・腰椎ヘルニアでお困りのお客様がレントゲン写真を撮ってきてくださいました。結果から言うと・・・『ヘルニア』ではないようです。(医師がヘルニアと診断くださる以上、私からは「ヘルニア」でないとは言えませんが・・・。)
腰の痛みと足のしびれを訴えるお客様は整形外科で「ヘルニア」と診断され、最終的に手術に踏み切ったそうです。それも2回。予後1ヶ月くらいは、調子は良かったらしいのですがまた足にしびれが出てきたそうです。現在も、かかりつけの整形外科に通っていらっしゃるそうですがなんだかウヤムヤな感じの説明に、ちょっと不満。『治る』と思っていただけに、ガッカリ感が否めない感じだったようです。

いろんなご縁から、今回は「とうせんきょう」で診察。レントゲン写真を撮ってきて頂き、分析した結果・・・一目瞭然です。まず、① 腰のカーブが逆向きそして、② 腰椎4・5番椎間孔(上図の丸で囲ってある部分)が狭窄

ここから導き出される解答は・・・【腰椎4・5番における椎間孔狭窄による神経圧迫】です。足につながっていく神経は腰の「椎間孔」というトンネルをくぐって通り抜けているわけですが、腰部が後ろに湾曲変形してしまっていることでその通り道が狭められ、神経が通りにくくなってしまっている状態です。要するに、足へつながる神経が首を絞められたように窒息させられた状態です。実は、お客様ご自身はこの状況をご存知なかったようでした・・・。MRIなどので画像診断検査でヘルニアをご自身の目で確認された上で手術に踏み切ったはずなのにこのレントゲン写真をご覧になってショック顔。

椎間孔狭窄

一般にヘルニアと言えば、骨と骨との間にある椎間板がつぶれて中身(髄核)が飛び出して神経にあたって痛みやしびれが出る状態を想像します。ハンバーガーがぺしゃんこにつぶれて具が外に飛び出す感じですね。ところが今回のお客様の場合はヘルニアと言えばヘルニアですが、どちらかと言うと「狭窄」です。実際に2度の腰椎ヘルニア手術をした上で、足にしびれが出ているのであれば、なおさら椎間孔狭窄による神経圧迫が原因だと思われます。椎間孔狭窄は、腰椎が後彎することで生じているので腰椎を前彎に誘導してやれば、再び椎間孔が大きく開いて神経が通る空間が生まれます。

腰骨が本来の形から反対の形に変化していることを考えれば1日2日で作られた歪みではありません。時間がかかってつくられた歪みであれば、元に戻すのも時間が必要です。適切な刺激が加われば、時間をかけてでも元に戻っていくものです。しかし、何もしないでこのまま放置していれば神経の通り道はどんどん狭くなり、足がしびれるどころの騒ぎでなく歩けなくなる危険さえあります。それは【寝たきり】を意味します。状況は悪化するばかりです。足がしびれている今は、まだ良くなるチャンスです!!

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