椎間板への負担

椎間板の役目

電車のつなぎ目に乗ったことありませんか?そう、あのガタガタと揺れて動く部分。車両と車両をつなぐ連結部分のことです。この連結部分に立つと不安定で非常に乗り心地が悪いですね。よっぽどネジの締まりが悪いのか?連結部分がゆるいのか?と思ってしまいますがここで考えて頂きたいのは・・・ネジでギュっと締めてしまって連結部分が動かないように固めてしまったらどうなるのか?どうなると思いますか?

8両編成の電車だったとして・・・1両目と2両目の間をギュっと。2両目と3両目の間をギュっと。3両目と4両目の間をギュっと。・・・最後8両目までのすべての連結部を固定してしまったとしましょう。さあ、これで乗り心地も安定して万歳万歳!では、駅を出発してだんだんと加速していきます。そこへ、カーブが迫ってきました。『えっ!?カーブ???』・・・と思っているうちに「ギガガガガッガッ、ドッガンンンン」という怒号と共に電車は横転。

さあ、思い返してみてください。連結部分を固めた状態でカーブを曲がれると思いますか?連結部分が動かない状態は8両編成の車両が1本の棒状になるということです。そして、カーブに差し掛かったときに曲がれるか?曲がり切れずに、脱線してしまうでしょう・・・。つまり、連結部分はガタガタと揺れるくらいでちょうど良いわけです。

実は、『背骨』も同じ構造をしています。「積み木」を縦に積み上げたように背骨が一列に積み上がった状態で並んでいます。「骨」と「骨」との間は椎間板と呼ばれる柔軟な組織で連結されています。もし、「骨」と「骨」とがアロンアルファで引っ付いた状態だったら・・・背中が一本の棒状になるわけです。その状態で、靴ひもを結べますか?その状態で、目薬をさせますか?骨と骨とがくっついてしまっていると背中を曲げることも反らすこともできません。電車がカーブを曲がりきれないのと同じですね。骨と骨とを「椎間板」が柔軟に連結しているからこそ背中は曲げ伸ばしをできるわけです。だとするならば、この「椎間板」が劣化して固くなったら・・・当然、背中の動きは鈍くなりますよね。

小学校のころに『ブリッジ』できた方も今では出来なくなっている方が多いと聞きます。ブリッジが出来ないのは単に身体が硬くなったからだと思っていませんか?違います。椎間板/関節に負荷がかかって動く範囲が制限されるから硬く感じるのです。例えば、肘関節にネジがあったとしてそのネジをギュっと締めてしまえば肘は動かなくなりますね。膝も同じです。膝関節が柔軟でないから(固まってしまっているから)足が伸びない・正座ができない結果になります。

さて、背骨の話に戻ります。猫背やだるま腰など本来の姿勢を大きく崩した状態が長時間・長期間にわたって続いたとき「椎間板」には過剰な負担が加わります。押圧された続けた結果・・・椎間板はつぶれて固くなるか逃げ場を求めて、横にはみ出してヘルニアになるか・・・。関節の硬さが身体の動きを制限しています。関節に負担がかかる姿勢をつくり助長し、許可し続けているのは誰でもない、アナタなのです。

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