腰痛と椎間板ヘルニア

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横浜の運送配達業者に勤めるお客様が腰痛でご来店。慢性的に痛く重だるい腰。トラックからの荷物の上げ下げが腰に負担をかけていることは承知済み。職場で腰の痛くない同僚は、ほとんどいないくらい・・・。仕事中はまだ気が張っているので、なんとか腰の痛みを誤魔化して過ごせているものの仕事が終わる夕方には、腰が重たくてイスから立ち上がるのもしんどいようです。

そのまま、マッサージ屋さんに直行して腰を揉んでもらうとマシになるのですが、それでも腰ベルトは欠かせません。いつ腰が落ちるか不安で仕方ないとのこと。休みの日には布団から起き上がるのがしんどい。縦にまっすぐ起き上がることができず、一度コロンと横向きにならないと腰が痛くて起きられない・・・。大きなぎっくり腰は4年前に一度あった切りだけど、>毎月一度は腰が抜けるような重だるさがあって動けなくなるとのこと。

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● とうせんきょう:「え?それ、重症じゃないですか?」
● お客様:「そうなんだよね、なんかその場しのぎで今まできてる。」
● とうせんきょう:「どこかで治療されました?」
● お客様:「整骨院とか鍼とか、整体とか。いろいろやったけど良くならないし、今はマッサージ屋で落ち着いている感じ」
● とうせんきょう:「どれくらいの頻度でマッサージ屋に行ってるんですか?」
● お客様:「お金の都合もあるし、よっぽどしんどい時ぐらい。行けても週に1回くらいかな。」
● とうせんきょう:「マッサージの効果はどうですか?」
● お客様:「ん~、あんまりかな。腰痛が無くなるわけではないけど、少しマシかな?くらい。」
慢性的な腰痛にお悩みのお客様ですが、とりあえず、腰の重だるい感じが無くなるだけで嬉しいとおっしゃいます。早速、腰痛の場所を確認してみます。

とうせんきょう:「両腰ともしんどそうですけど、左腰がだいぶ重たい感じですね。」
● お客様:「え?わかるの?」
● とうせんきょう:「わかります。だいぶ重い感じでココとかめちゃくちゃ硬いですもん。」とギュッと腰の重たい部分を押し込むと・・・
● お客様:「あ、痛タタタッ。そこ、そこ。」

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といったやり取りを続けながら治療させて頂き、腰の重だるい感じが改善。腰の重だるさが改善したところで、腰が痛くなってしまう原因についてご説明を差し上げると「そうなんだ・・・じゃあ、レントゲンを撮ってくればいい?」と早速、提携先のクリニックへ。そして、撮ってきて頂いた写真が上図(腰元の楕円内が【椎間板ヘルニア】)

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● お客様:「なんか、クリニックの先生に【ストレートネック】だね、って言われた。これ良くないの?」
● とうせんきょう:「結構、良くないですよ。ストレートネックは信号で言えば、赤信号の状態です。」
● お客様:「腰も腰椎5番で【ヘルニア】って言われた。ヘルニアは良くないよね。コレって治るの?」
● とうせんきょう「ん~・・・残念ながらつぶれてしまった椎間板は元には戻りません。けれど、このまま放置するとさらにスキマがなくなり、いずれ神経に当たってきて足にしびれが出てくる危険性があります。今はしびれは無いんですよね?」
● お客様:「しびれは無いね。」
● とうせんきょう:「ラッキーですね。椎間板がこれだけぺしゃんこなのに、足にしびれが出てないなんて。」
● お客様:「要するにヘルニアだから、腰が痛いってことね。」
● とうせんきょう:「少し違います。厳密に言えば 『ヘルニア=腰痛』 ではありません。重度のヘルニアであれば、神経痛やしびれが出ます。腰が痛くなったり重だるくなる原因は、姿勢や腰の形に問題があるのです。」
● お客様:「腰の形??」
● とうせんきょう:「正常な腰と比較して頂いたときに、お客様の腰にはカーブがないのが分かりますか?」
● お客様:「あ~、確かに。まっすぐに近いね・・・」
● とうせんきょう:「首と同様に腰も【ストレート】になっているから腰の柔軟性がなくなり、腰への負担が大きくなり、そして、腰自体がその負担を支えきれずに疲労困憊している状態です。だから腰が悲鳴をあげて痛くなり、重くなるわけです。」
● お客様:「腰がカーブしていないからなの?ヘルニアは関係ないの?」
● とうせんきょう:「ヘルニアが関係ない、というワケではなくて、腰のカーブが無くなってきてるがゆえにヘルニアになっている、という順番です。また、ヘルニアが悪さをしているなら、マッサージ屋さんに行って腰を揉んでもらっても基本、マシにはなりません。ヘルニアの痛みは神経痛ですから。筋肉を揉んでラクになるなら、それは腰の筋肉痛です。」
● お客様:「腰にカーブを作ればいいってこと?出来るの?」
● とうせんきょう:「時間はかかりますが、腰にカーブを戻すことは可能です。どの時点で、腰にカーブが出来るか、はやってみないとわかりません。ただ、治療の過程で腰への負担は軽減していくので、腰の痛みや重だるさは解消されていくと思います。もともとは首がストレートネックになっていることが原因ですから、首と腰と同時に治療する必要があります。」
● お客様:「首がストレートネックだから、腰が痛くなるってこと?でも、首は痛くないよ。肩コリはあるけど。」
● とうせんきょう:「そうですね、首が不具合を起こすから腰も不具合が出る感じです。人によって痛みの出方は違います。特に職業柄で荷物の上げ下げをされていれば、腰に力が入るので、首よりも腰に負担が集中しますよね。今は腰の痛みが優先的に意識に上っているため、首の痛みは優先順位が下になって意識されないのです。例えば、交通事故に遭って両腕をケガしたとしましょう。左腕を骨折して痛いのと、右腕かすり傷で血がにじんでいるのとだと、痛みの度合いはどちらが強いでしょうか?」
● お客様:「そりゃ、骨折して痛い左腕の方でしょ。」
とうせんきょう:「そうなんですよ。左腕の骨折の痛さに比べれば、右腕のかすり傷なんて気にもならないわけです。今は腰が気になって仕方ないと思うのですが、首や肩周りが傷んでいないだけでということではないのです。」
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このあとも、レントゲンの分析説明は延々と続き、首に正常なカーブがない(ストレートネック)ことが、どうして腰痛につながるかを実演し、お客様には「なるほど」とご理解を頂けたようです。実際に治療をして頂くことになりましたが、出来るだけ早く結果を出して腰ベルトの要らない生活を取り戻すお手伝いをさせて頂きたいと思います。

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