腰痛なのに腰に異常ナシ!? ~続き~

レントゲン写真に写る腰痛の原因

~前回までのあらすじ~
高校2年生でテニス部に所属している活発な女の子は慢性の腰痛で生活に不自由をきたしていました。ベッドから起き上がれず、なんとか起き上がっても這うようにしてリビングまで出てくるというのです。腰の痛みを解消したくて近くの整形外科を受診。腰部のレントゲンを撮って、確認するものの医師からは「問題ありませんね。」と言われ、湿布と痛み止めの飲み薬を出されて終了。腰の痛みは依然として続き、何の解決にもならず、困り果てていたところ「とうせんきょう」へお越しくださいました。腰痛の原因を探るべく、再度レントゲン検査を受けて頂き、拝見させて頂きました。

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レントゲン写真には腰痛の原因がはっきりと写っていました。それは・・・【首】の異常。整形外科に行っても分からないワケです。だって、腰のレントゲン写真しか確認してないですか・・・。患者が腰痛を訴えているなら、患部を検査するのは当然です。まさかに首が原因だとは思ってもいないワケです。実際、腰のレントゲン写真に異常は全くありません。正常な腰と比較しても、何の問題もなく骨的な見地からすれば、腰に痛みがでる要素がないのです。

しかしながら・・・首は「重症」です。お客様ご本人にしてみれば、首に痛みがないのでにわかに首が原因の腰痛であることは信じがたいことですがその理由とメカニズムを聞いて納得。すぐに治療を受けて頂くことになりました。ザックリ解説すると、首が本来あるべき定位置から前に迫り出した状態になっており、(背中と後頭部が同位置にない)さらに・・・首の正常カーブが失われてストレートネックになっています。それはまるで、クレーン車のアームのように斜めの状態です。重心である頭が、体の中心線から離れてしまっていますね。(上図)これは、頭が前に落ちていくのを防ぐために、後ろに荷重をかけて引っ張りあげる必要があるということです。うたた寝をしていると、頭が自然にコックリしてしまう状態に近いですね。つまり、頭がコックリしないように首から始まる後ろの筋肉群で常に後方に引っ張っている必要があるのです。

背中や腰の筋肉が24時間365日休まず働きつづけているならばその負担による筋肉疲労は測り知れません。許容量を越えた腰の筋肉が悲鳴をあげて痛みを出しているのが今回の腰痛の原因、というワケです。腰痛なのに、まさかの【首】が原因ということで、お客様もビックリ。そして、ご自身の首がこんな状態になっているのを知ってダブルショックのようでした。とはいえ、腰痛の原因が分かり首を正しく矯正していけば、腰痛が改善されると知って大いに安心されたようです。あとは、期待する結果を提供するばかりです。

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