痛すぎて首の置き所が分からない･･･

研究所ではたらくお客様が首痛でご来店になりました。どうにもこうにも、首が痛すぎてどこに首を置いたら良いのかわからないそうです。

実際に首を動かして頂くわけですが、右を振り向けず、左も振り向けず下には少し向けても、上に向くと窮屈な感じで痛みが走ります。まっすぐに正面を向いていても嫌な感じでどうしようもないとのこと。そんな状態でよく仕事してきたもんだ、と感心します。いやいや、感心している場合ではありません。しんどい様子なので、1秒でも早く首の置き所を安定させてあげたいところです。

拝見すると、後頭部付近と下部頚椎でロック状態に･･･とくに後頭部付近のコリが凄まじい。まずはコリ感の強い右首を施術。途中までコリを緩和させたところで、一度、お客様に状態を確認していただくと･･･首の軽さと動きの滑らかさを実感していただけます。

続けて、左首も施術。必要なところを必要なだけ触って5分もしないうちに首が軽くなり左右ともに後ろを振り向くことが出来るようになります。お客様は、あまりの早い改善にあっけに取られていました。首が痛くなり、動かなくなってしまうメカニズムとお客様の現状を照らし合わせて、改善プロセスの解説。触診の状態からして、首痛が再発する旨を伝えると原因から改善したいとのことで、レントゲン検査を受けていただく運びとなりました。

痛みを取り除くのは簡単なことですが二度と痛みに苛まれないカタチでの改善が一番望ましいわけです。首痛の原因を特定し、結果の伴う治療を提供させて頂くことがお客様にとって一番有益になります。首が痛くてお困りの際は、痛みへのアプローチと共に痛みの発生源への根本的なアプローチも必要になるのです。