「く」の字に曲がった首は頭を支えていない!

骨で頭を下支えできる構造から逸脱

電車の中での1コマです。スマホを凝視するお姉さんの頭は、およそ人が出来るであろう限界まで下を向いています。このときの首の状態はいかがなものでしょうか?

本来、首は真下からまっすぐ頭を支える構造になっています。それはまるで、りんご飴にワリバシが突き刺さったような構造です。頭の真下で首が支えることで、頭の重さを骨(背骨全体)で支えるように転化できでいるのです。
しかしながら、上図のように頭が前方へ落ちるように倒れてしまうと上半身の真上に頭が乗っていないため、もはや骨で頭を下支えできる構造から逸脱してしまいます。実際に、首の形はというと、ぐにぃ~と曲がってしまっていますね。このカタチでは、頭を骨で支えることはできません。

支えを失った頭は、本当なら重力に導かれて床に転げ落ちるはずです。が、転げ落ちずに体にくっついています。
なぜなのか?それは、頭が床に落ちていかないように、頭を体に引き寄せる力が働いているからです。首・肩・背中の筋肉が綱引きするかのように前方へ落ちようとする頭を、後方に引き上げている状態なのです。

これは筋肉にとって、相当な負荷になります。頭の重さは平均で6キロ。牛乳パック6本分に相当します。筋肉は、常に牛乳6本分をもたされた状態でいるわけです。スーパーで買い物をしていて、籠の中に牛乳が6本も入ったまま入り口から出口まで買い物を続けていたら、腕がだるくなってしまいますね。

下向きが続くということは、本来働かなくてよい筋肉がいつ終わりになるか分からない仕事を与えられ、不必要に働かされることになります。今で言う、完全なブラック企業です。

つまり、スマホを見ている姿は首が痛々しいほど「く」の字に曲がってしまい、骨でなく筋肉で頭を支え続けなければいけない状態になっているということ。それはまるで・・・家の中心から屋根を支える大黒柱が折れ曲がってしまい外壁だけで屋根を支える家みたいなものです。本来は柱にかかる荷重が、壁だけにかかってしまえばいつか壁はヒビが入って、重さに耐えかねて崩落します。アナタの首は、屋根を支える柱のごとく頭を下支えする役目を果たせていますか??

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