頭痛と肩コリの相関性
『肩コリから来る頭痛』というのを聞いたことはありませんか?単に「肩コリ」と言うのではなく、単なる「頭痛」でもない。【肩こりと頭痛】が連動している場合がある、というのです。実際に多くの方々は感覚的にわかっているようで肩こりがひどくなった時に、頭痛を伴うことが頻繁なためその状況や症状を『肩コリから来る頭痛』と表現してしまうのです。
解剖学的に言うと・・・これは正しい表現です。というのも、『肩甲挙筋』という筋肉が関連しているからです。この『肩甲挙筋』は第1~第4頚椎に始まり、肩甲骨上角に付着する筋肉で首や肩をすくめる動きを行います。寒い日に風が通らないよう、首元を縮める感じです。この筋肉が疲労し固くなると、肩がキューっと縮まったように勝手にすくみ上がります。当然ながら、筋肉が縮むと固くなりますから「肩」部分の凝った感は強くなります。
さて、頭痛との関連性ですが【綱引き】に似ています。寒くもないのに、すくみ上がった肩を上げたまま手元で作業するのは身体にとっては負担のかかる体勢です。したがって肩を元の位置まで下げるわけですが・・・下げた肩の分だけ、首は筋肉(肩甲挙筋)によって引っ張られるワケですね。図のように髪の毛を引っ張る感じです。引っ張られた箇所は痛みを生じます。言ってみれば、これが「頭痛」に変わるわけです。筋肉の付着部分は後頭部に近い首です。自分でこの部分の髪の毛を引っ張ってみればお分かりになると思いますが、引っ張られた感が長時間続くと頭痛になりそうな感覚が体験できます。肩コリが片方だけ強ければ、偏頭痛に。肩こりが両方なら、後頭部全体に。肩こりが両方で、引っ張られる時間が長ければ、後頭部から頭頂部、そして前頭部にまで刺激が伝播します。
肩を構成している筋肉はたくさんありますが、頭痛を引き起こす場合には、「肩甲挙筋」が疲労している場合がほとんどです。メカニズムさえわかっていれば、あとはホグすだけ。1分あれば肩コリなんてチョチョイのチョイで軽くなりますし、頭痛もスカッと抜けてしまいます。とはいえ、肩コリと頭痛を対処的に除去するだけで根源的な解消とはまったく異なりますが・・・。とりあえず【肩こりと頭痛の相関性】の理屈が分かれば対処ができるのです。
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