肩の痛みが消えた!

肩に痛みが走りボールが投げられなくなる

先日、お越しくださったお客様の「肩の痛み」が再発。社会人野球のチームに所属する40代男性ですが投球動作に入ると、肩に痛みが走りボールが投げられなくなる、ということ。

前回までの治療で肩の痛みは改善し、ボールが投げられるようになったわけですがいざ、試合で思いっきり腕を振って遠投すると『ズキィーン』と痛みが走ってしまったようです。15年以上も断続的に痛かった肩なので痛みの取りこぼしもあるでしょうし、『いきなり完全回復はない』とお伝えしていた分、お客様的には『仕方なし』感はあったのでしょう。

しかし、私は悔しく・・・『よっしゃ、思い切り腕を振っても痛くならんようにしたろ!』と決意を新たにしました。まず、腕を思いっきり振って頂き、どの投球動作で、肩のどこが痛くなるのかを一緒に特定。フォロースルーの際に、肩の中側に痛みが走る、ということで凝り感が著しい上腕二頭筋を緩めます。そして、再び投球動作をして確認。

今度は、腕を後ろに引いて高く上げる際に痛みが走る、ということで痛みの場所を指示してもらうように伝えました。が、お客様自身は「う~ん、この辺かな?どこだろ?ここかな?違うな、ここかな?」とよく分からない様子。だいたい、状態が改善してくるとどこが痛いのか分かりにくくなるので仕方ありません。動作する筋肉を考慮しつつ、またも触診でオカシイ場所を特定。動きの鈍い上腕三頭筋を緩めます。そして、再び投球動作をして確認。おもだった痛みが消えたようです。

そこで今回は秘密兵器の「濡れタオル」をご用意。濡れタオルを握りしめて、ボールを投げる要領で思いっきり腕を振るっていただきます。「おぉ、痛くない!」とお客様の喜ぶ声。何度か投げ込んでいるうちに、「あ、この投げ方だと痛い」と「この投げ方だと痛くない」と違いが出てきました。

動作的には、ナナメ横からは投げられるのに上から縦に振り下ろすと痛くなるというのです。ふむふむ、と思いながら・・・再び、上腕三頭筋を緩めます。先程、緩めきれてない場所を、投球動作のままで治療します。痛みが出るポーズで筋肉を意図的に作用させて、傷んでいる筋肉を整えます。そして、再び投球動作で確認。

「おっ、さっきと違う。上から投げられますよ!」とお喜びのお客様。濡れタオルを振っても痛くないのです。そこで今度は、タオルの一端を小指に挟みこみ、残りのタオルを丸めてボールを握るようにして思いっきり投げていただくと・・・
「あっ、この最後の腕を伸ばしたときに、この辺で肩に痛みが走る・・・」お店の中なのでボールを持って思いっきり投げて頂くことができません。できるだけ実際の状況に似せた環境で、肩の痛みを確認することで取りこぼしを防止しなければ試合中に困るのはお客様ですから。

最後の腕を伸ばしたときにこの辺で・・・「この辺」というお客様の感覚が頼りになります。思いっきり腕を伸ばした状態で、お客様の気になっている場所を緩めます。そして、濡れタオルをボールにして思いっきり投球!!!お客様の顔に自然と笑顔がこぼれます。「痛くないです!思いっきり上から縦に投げても肩の痛みが気にならないです。」意地の勝利です。とは言え、あくまでシミュレーション投球で肩が痛くならないだけで実際の試合では分かりませんし・・・安心はできません。

状況からして、主に上腕二頭筋と上腕三頭筋が傷んでいることから基礎トレーニングの「腕立て伏せ」を禁止にさせて頂きました。腕立て伏せを毎日欠かさずやっていることが、肩の痛みにつながっていることをお伝えして終了。明日、試合です。成果が楽しみですね。レーザービームを決めて頂きたいものです!

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