正しい寝姿に枕は必要ない! その2
枕の有無が大きく関係してくる就寝作業。枕が無いほうがカラダには良いです。最たる理由は『正しい寝姿に枕は必要ない!その1』(参照)で解説したように気道を確保するため。
カラダに酸素が必要十分に入ってこないということがどういうことか?を考えてみることにしましょう。「寝る」という作業の意味は、概ね疲労解消・元気回復をして次の日を迎えることにあります。疲労を解消するためには、血液中の二酸化炭素を運び出す必要があります。また同時に酸素を取り入れて、カラダにある脂肪を燃やし、細胞を再生および活性化させることで身体に力がみなぎる仕組みになっています。
例えば、「シンデレラタイム」。お肌のハリと艶が戻ってくる奇跡の時間。女性はよく分かると思いますが、22時~深夜2時ですね。この時間に成長ホルモンがたくさん出るということから細胞が再生・活性化をすると知られ、カラダが元気になるのです。このとき必要不可欠なのが『酸素』。酸素がないと、脂を燃焼させてエネルギーに変えることができないのです。
理科の実験で、ろうそくの燃焼実験をしたのを覚えていますか?ろうそくに火をつけて、ビーカーをかぶせる実験です。ビーカーをかぶせると・・・火が消えてしまいましたね。ビーカー内の酸素がなくなると、ろう(アブラ)が燃えなくなるわけです。(酸素が燃えたわけではないですよ、酸素は燃焼促進剤ですから。)
ヒトの身体も基本的に同じ現象が起きています。日中、取り入れた食べ物を身体にストックして貯めておきます。お腹周りについている脂のことですよー。日中は身体を動かしているので自転車操業的なエネルギーの消費をしています。呼吸で酸素を取り入れたそばから、脂を燃やして動作の原動力にしているので栓を抜いたまま、蛇口をひねって水をだしてお風呂を溜める感じになってますね。
一方、就寝時には身体を動かしていないので、脂を燃やしてエネルギーを作ってそのエネルギーを効率的に身体の再生へと回せるわけです。要するに肌のハリと艶を取り戻すことができるわけですね。ここで重要になってくるのが、酸素です。就寝時に酸素を十分に取り込むことができなければ、脂を燃やすことができないので、疲労解消も元気回復もできません。気道を確保し、酸素が入ってくるようにしないと寝ても疲れが取れないし、朝起きたときにパリッとしないのです。
枕を後頭部に置くと、気道が開くどころか気道を狭めてしまって、酸素が入ってきにくくなります。だから、枕は必要ないのです。首のカーブを損なうことでも、枕は必要ないのですがそれは、ご来店いただいた際にお知らせしますね。
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