横向き寝と肩崩れ

横向き寝と肩崩れ

明らかに肩の位置が違います。左右を比べてみると、右肩が内巻くようにして前に入ってしまっています。また右の肩幅が左に比べて短くなっています。

症状としては、右肩コリ+右腕が挙げにくいこと。いろいろお伺いして、右肩を下にして横向きに寝ていることが判明。この横寝姿が右肩をつぶすようにしてしまっているため、肩と肩甲骨の位置バランスを崩してしまっていたのです。

本来、正しい寝姿とは仰向けで枕を外した状態。床に大の字にベターっと寝る感じですね。これが中心線が整った正しい寝姿で、カラダに優しい姿勢です。しかし、横向きに寝てしまうと、まずカラダが丸くなります。両肩が前内側にクルッと巻くように入ってしまい、片方の肩に上半身の体重が全部乗ってしまうのです。床面に押し付けられた肩はつぶれて崩れることになります。肩と肩甲骨が前にスライドしてしまい、肩周りと肩甲背部の筋肉が引っ張られるように負荷がかかることになるのです。

加えて、枕をすると頭を前方に押し上げる形になるため、カラダ全体を丸めたタマゴ型で寝ているような感じですね。1日・2日くらいなら別に支障がない寝姿でも、これが5年・10年と年単位で続けばカラダは型崩れした状態に定着してしまいます。丸まって寝る訓練をし、肩をつぶす練習を毎日繰り返せば、結果として、立っているときも背中が丸くなり、肩が前に入った状態が形成・固定されるわけです。

姿勢が崩れ、肩が崩れるだけなら見た目の問題ですが、型崩れを起こすと身体の機能に障害が出てきます。見た目もよくないですが、機能に障害が出る方が問題です。肩甲骨が前にスライドするため、肩関節が狭くなり腕が後方へ回せなくなります。要するに腕があがらなくなるということ。また、肩の筋肉バランスが崩れて緊張状態になるために、肩コリが慢性的に続きます。結局、腕があがらない+肩が痛いことが生活や仕事に悪影響を及ぼしたときに、型崩れを悔やむことになります。

では、元に戻すにはどうすれば良いのでしょうか?まず、固まった丸い背中を構造的に戻すこと。つまり、猫背を背中の芯である骨から直し、横寝をやめて床に(布団・ベッドに)意識的に大の字で寝るようにすることが必要になってきます。構造改革と意識改革を同時並行で行い、型崩れを巻き戻して正しく定着させる必要があるのです。

背骨の構造改革をしないまま床に大の字で寝ても、背中が亀の甲羅のように丸く硬いために横にコロンと転んでしまいます。意識的に上を向いて寝ようとしても身体が上手に反応しません。構造と習慣を変える必要があります。

腕が上がらない・肩が痛い・肩が凝るようでしたら、一度、とうせんきょうへお越しください。カラダの構造改革と意識改革をご提案いたします。

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