腰の痛みはおしりから!
お客様がご子息を伴ってご来店です。小学校3年生の息子さんはリトルリーグで活躍中。毎朝バッティング練習をしているそうですがどうやら、バットを振った際に腰が痛くなるとのこと。
ご来店時には腰が痛いわけでもなくバットを振ると痛くなるという限定の腰痛・・・。実際に拝見させて頂くと腰には問題がありません。どこを触っても悪い感じはしないのです。立ったり座ったりの動作も問題ナシ。腰を回したり、腰を振ってもらっても問題ナシ。あれ??じゃあ、何が痛いんだろう・・・?でも、バットを振ると痛いそうなのでお母さんにバットを持ってきて頂きました。そして、振っていただくと・・・腰が・・・「痛い」と訴えるわけです。そのスイングの様子に痛くなる理由が分かりました。
主因は左臀部周辺の筋肉疲労。接合する左腰下部および股関節が固くなり動きが制限されていることによる腰への疼痛。息子さんのスイング(左打ち)は左足を軸にして一本足で立っていたためバットの重さを含め、上半身の重さを片足一本で支える構造になっていました。テイクバックする度に左股関節にかなりの荷重がかかって全身バランスを保ちスイングをした際に蹴りだす力がさらに加わるため臀部筋肉がカチカチになっていました。要するに、両足でなく片足で踏ん張る体勢が基本動作になっているということ。そして、下半身がまだ出来てないのに過度なバッティング練習が続いたことが原因です。(試合前だったようで、だいぶとバッティング練習をしたそうです。)
原因と場所と状態が分かればあとは手入れをするだけです。凝りきった臀部筋肉を緩めます。右よりも左がカチカチになっていました。股関節の動きを緩和し、腰までの動きに連動感を回復。そして、再度バットを振ってフルスイングして頂くと・・・息子さんは平然とバットを振り続けます。お父さんがたまりかねて「おい、腰の痛いのはどうなんだ??」息子さんがニコッと笑って答えます。「全然、痛くない!」じっと様子を見ていた私もホッと安堵です。
臀部筋肉が疲労すると腰下部が重だるく感じることは頻繁にあります。意外にもオシリのストレッチが腰痛改善に効果があったりします。腰痛?と思っても腰が痛い場合ばかりではありません。今回のケースのように、腰が痛いのにおしりが凝っている場合や腰が痛いのに、首に問題がある場合もあるのです。単に腰痛だからといって腰を触ってもらうことが最善ではないということもあります。みなさま、ご留意くださいね。
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