膝痛の原因とO客のメカニズム

膝痛

膝が痛くてお悩みのアナタが知っておくべき、「膝痛の原因」とその「治療法」をお伝えします。また、膝痛の原因を放置しておくと『O脚』になっていくメカニズムをお伝えします。膝の痛みが解消されない方は、特に必読です。

膝の痛みが解消されないのには、理由があります。それは、膝痛を出している【原因】にアプローチできていないから。



膝が痛いのは間違いないはずですが、実際に膝に痛みが出る原因は別のところにあります。膝痛を解消するのに、膝ばかり触ってもらっていませんか?::::それが違います。膝痛の原因は、足首の歪みに起因することが多いのです。したがって、膝痛を根本解決したいなら、【足首】を触ってもらう必要があります。



どういうことなのか?

足首がコケていて、足裏をまっすぐ地面に着けにいけてないのです。「いやいや、ちゃんと地面につけている!」とおっしゃる方々もいらっしゃることでしょう。たしかに、その感覚は決して間違いではないのですが、「着けにいけてない」という表現がポイントです。



足首は内側には曲がりませんが、外側にはクリッと捻れます。捻挫をしたことがある方々は経験済みだと思いますが、足首は外に倒れやすいものです。ハイヒールやピンヒールを履いている女性は、特に思い当たる節があるでしょう。ヒールが地面を捉える面積が少ないため、荷重がまっすぐに乗らないと足首がコケる感じになりますね。基本、足首は内側に曲がらないので外側に倒れることなります。

元来、まっすぐになっている足首ですが、捻挫や足クセ、立ち癖の悪さによって足首が歪んでしまう場合があります。特に、足首を構成している主要な骨【距骨】がズレてしまい、まっすぐに立てなくなってしまいます。



ちなみに自分がまっすぐに立てているかどうかを判別するには、靴底が減っているかどうかを確認すると良いでしょう。一番多いのは、カカト部分。特に「カカトの外側」が減っている場合は、まず間違いなく足首が倒れています。仮に靴底が減っていなかったとしても、膝が痛いなら足裏がまっすぐ地面に着けにいけてないと考えるべきです。



では、足首がコケるとどうなるのか?

足首がコケると、下図のように膝が外側へ流れてしまい、立ったときに足の小指へ体重が乗ってしまいます。この状態で歩くと単純に靴の外側が地面をこすり、摩擦で靴底が削れてしまうのです。特にカカトが擦れてしまう理由は、足の外側で立つことによって重心が後方に変わるためです。実際にやってみればわかります。両足の小指側で立っていただくと、股関節が重心を補正し骨盤が後方へ傾くことがわかります。結局、腰が後方へ落ちて下がるのです。イコール=姿勢が崩れて腰が丸くなる=腰が痛くなる、ようになります。



膝痛の解説に話を戻します。外側立ちを繰り返していると、次第に距骨がズレて足首が外側へ捻転して固定されてしまうことになります。すると、足裏をまっすぐに着地させたくても小指側から先に地面に着いてしまいます。足裏がまっすぐ地面を捉えられない状況で、平らな地面に対して足裏全面を着けにいった場合、外に向いた膝を内側に入れるしかなくなってしまうのです。結局、膝がまっすぐにならないため、足裏をまっすぐに「着けにいけてない」という状態になるのです。



いずれにせよ、足裏をベッタリと着地させた瞬間に「地面から垂直方向への刺激」と「上半身の荷重」が膝で交差することになります。通常であれば、膝が縦方向に曲がることによって機能的に上記2つの衝撃を緩衝・回避することができるのですが、足首がコケて膝がタテに曲がらないようなつくりになっていると衝撃が交差する地点で負荷が蓄積することになります。こうして、膝の内側に衝撃が集まるため、膝の内側に痛みが出るようになるのです。(なお、この痛みは膝の「内側」を構成する大腿部の筋肉疲労が筋肉痛に転化したものです。)

「いやいや、膝の外側が痛いんだよ」と訴える方々もいると思います。その場合は、痛みの出ている膝に負担をかけまいと逆足を軸にして立つ傾向があることがキッカケになります。立ち方が休めの状態になり、軸足となる逆足へ体重を乗せるようになれば、必然的に重心は逆足の外側へかかることになるのはお分かりですね。



すると・・・やはりまっすぐ立てていない状態になり、足首は外側へ倒れる傾向にあります。結果的に逆足の足首にある距骨が外側へズレて固まってしまいます。



こうなると再び、「地面から垂直方向への刺激」と「上半身の荷重」が膝で交差することになります。しかし今回は膝が外側へ向いてしまうため、膝の外側で衝撃が交差して負荷が蓄積。膝の外側に衝撃が集まるため、膝の外側に痛みが出るようになるのです。(この痛みは膝の「外側」を構成する大腿部の筋肉疲労が筋肉痛に転化したものです。)

結果的に、両足首ともに外側へ倒れることになりますね。すると必然的に膝が外を向き、O脚になってしまう、というワケです。



痛みの所在に関して、完全O脚になって時間が経過してしまうと膝自体が変形し故障してしまうので、もはや膝の内側が痛いとか膝の外側が痛いとか言ってる場合ではなくなります。

しかし、膝に変形がなく痛み始めであれば、足首がコケた状態を元に戻すことで膝にかかる将来的な負担がなくなります。つまり、今以上、それ以上は膝が痛くなることが無くなるでしょう。ただ、過去に被った負担は膝に残って痛みを出してしまっているので、その負担は別口で解消してやる必要がありますが・・・。例えて言うと、追加の借金はしなくて済んだけど、これまでの借金は残っているので清算する必要がある、ということですね。



膝痛の治療法としては、まず膝にかかる過負担を作り出している足首の歪みを直す、つまり、距骨のズレを正常に戻すことから始めます。そして、膝自体にかかっている負担として大腿部筋肉に見られる「張り」と「詰まり感」を解消してやれば良いわけです。

膝が痛くなるには【原因】があります。その原因に対して正しくアプローチできないと、正しい結果は得られません。原因を根本から断ち切る必要があるのは自明の理です。

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