真下を覗き込む姿勢がつくる猫背

背中の丸みはもう70歳過ぎ

いわゆる【職業病】って・・・あると思います。例えば、荷物の配送業者さんは重い物を上げ下げする頻度が多いために腰をヤラレてしまうことが多いとか。美容師さんは、散髪の際にずっと両腕を肩の高さに掲げているため腕や肩が凝ってしまってカチカチだったり。

最近、気が付いたのは・・・歯科衛生士さん。意外にも猫背や首痛をお持ちの方が多いということ。先日、お越しくださったお客様はご結婚をされていて業務から離れていたのですが、元・歯科衛生士さんで超猫背。何匹、猫を背負っているのですか!? というぐらいの猫背。およそ20匹 (どんなバロメーター?)の猫背負い。まだ30歳半ばで、綺麗な面立ちの素敵な奥さん。

・・・でも、背中の丸みはもう70歳過ぎのおばあちゃんみたい。猫背で美人度30%OFF状態・・・。顔が前に突き出たようになり、首と肩の付け根の骨が 『ボコン!』と出っ張った感じ。背中は丸く、エビかアルマジロのように・・・あ、猫背だから猫のようにか・・・。それもたぶん、毎日毎日患者さんの口の中を覗き込むようにしてグイッと下を向いた姿勢が続いているからだと思います。

仕事とはいえ、身体的にはシンドイ体勢ですよね。みんながみんな猫背になったり、首痛を発症するわけではないのですが私の臨床経験上、歯科衛生士さんの多くは猫背・首痛で困っているようです。そして、猫背の方の多くは、横向きで寝るのが大好きです。というか、横向きが好きでなく、単に上向きでは寝付きが悪かったり、寝られない方が多いだけなのですが。背中が丸く固まった状態なので、上向きだと必然的に背中が伸びずシンドイわけですね。

また、首が前につっこんでいるため上向きで寝ると気道が狭くなり、呼吸がしにくくなるのでやっぱり横向きに寝るのが楽なんですね。横向きで寝ると、どんどん肩が丸く内巻きになり背中が丸くなり、余計に猫背が強化されて悪循環になります。すると、猫背だけあって、猫を背負うように背中が重くなり背筋が緊張して固くなり、コリコリになってしまうわけです。

職業病の恐ろしいところは、仕事を離れたあとでも習慣としてクセが残って、日々強化されてしまう点。固まってしまった猫背は悪化の一途をたどります。歯科衛生士のみなさん、患者さんの歯の治療ばかりしていて自分の首と背中を痛めていては、本末転倒です。猫背がカラダを蝕む前に、1匹でも多く背負っている猫を下ろす努力と行動が必要ですよ~。

ひとりで悩まずに、まずはお問い合わせ下さい

〒231-0007
横浜市中区弁天通4-53-2
045-226-4578

<営業時間>
【月水金】AM7:30 〜 PM7:30
【火】AM7:30 〜 PM12:30
【土日】AM8:00 〜 PM12:30
  ※予約状況により変更あり
【定休】 木曜・祝祭日