枕でストレートネックは治らない!
枕でストレートネックは治らない!
『ストレートネックを治す』と謳っている枕があるようですが効果は不確実です。そもそも、頭に枕を入れる時点で正しい寝姿になっていないことが問題です。「正しい寝姿」=「正しい立ち姿」を寝かせた状態であり、「正しい立ち姿」とは身体測定で身長を測るときに壁に頭と背中をつけたあの状態です。
実際にストレートネックに効果があると言われる枕を入れた寝姿で立ち姿を確認してみましょう。
いかがでしょうか?
なんだか見た感じ変ですね。頭がカラダよりも前につっこんだ姿勢になっています。「正しい寝姿」=「正しい立ち姿」のはずですが、どう見ても正しく立てているようには見えません。イコール、それは正しい寝姿でないということ。
ストレートネックになってしまう原因は、下向き姿勢に代表される頭が前につっこんだ姿勢であり、それによってカラダの中心軸がズレて首に負荷がかかり骨配列を乱してしまうことです。上図のような枕は、ストレートネックを治すどころか、ストレートネックを助長してしまうので不適合だと言えます。
では、頭が浮かない状態の上図のような枕ならストレートネックが改善されるのか?と言うと、これも不適合です。まず、起きて生活している時間が長いので就寝時に『寝ころんだ状態』で首枕をしてカーブを作るようにしたぐらいでは、ストレートネックの改善するには時間的に不十分です。
次にカーブを失い、柔軟性を失ったストレートネックは下敷きのような柔らかいものではなく、鉄板のように固い状態です。柔らかい枕に鉄板を乗せても、枕がヘタってつぶれるだけで首骨をストレートからカーブに押し入れる刺激が得られないのは想像できますね。
鉄板に対抗して鉄枕のようなモノに首を乗せれば枕の形は維持できますが、固い首に固い枕がぶつかって痛くなり寝るどころではありません。効果が得られるとすれば、もともと首にカーブがある人でそのカーブを維持する程度。それはストレートネックを治すこととは全く別のことです。つまり、寝ているときに枕を首に当てているだけではストレートネックは改善しない、ということに相当します。
ストレートネックの治療は、鉄板のように固くなった首骨の関節を下敷きのように柔らかくしてしならせるところから始まります。鉄板をカナヅチで叩いていけば、鉄板は自然と曲がっていくのです。こうやって固くストレートになった首の関節を柔らかくした上で、のして伸ばしてカーブをつけて正しく頭を支えられるように整えるのが本当のストレートネック治療なのです。
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