ジョギング中に右足を痛める

ジョギング中に右足を痛める

ジョギングを日課にしているお客様ですが、ランニング中に右足首に痛みが走って歩けなくなってしまったとのこと。ご来店になった当日も、右足に体重がかけられずに引きずったまま。なんだか、つらそうです。

ケガをした状況と患部の状態を確認し、さっそく拝見するわけですが・・・どうも違うようなのです。最初は捻挫したのかな?なんて見当をつけていたのですが、足首自体には問題がありません。足を挫いている感じではないわけです。足全体の動きを検査してみると、どうやら一番おかしいのは「ふくらはぎ」。右ふくらはぎがパンパンに張っていて、軽くつかんだだけでお客様が「うぉっ」と叫ぶくらい。

まずはふくらはぎの硬直を解除。ゆるゆるに緩めた上で、お客様に立ち上がって歩いていただくと割とスタスタ歩けるようになりました。具合を伺うと「めちゃくちゃ歩けるようになったけど、足首の痛みは変わらずあって取れてない」とのこと。痛みの場所を特定してもらうと、くるぶし下の足甲部分~側面と裏面にかけて、だそうです。

患部を触診で確認すると、くるぶし下~足甲にかけて炎症が確認できました。なので、これもチョチョッと小道具で触って解除。お客様に再び歩いていただくと、足甲の痛みは軽くなって痛みがぼんやりした様子。最後は足側面~裏面にかけての痛み。

痛みが感じられる場所からして、これは足首より上の腓骨筋がやられている模様。長短腓骨筋の起始部(下腿部の横面)を軽くつかむと、やはりお客様が「うぉっ」と叫びます。あ~これね。と、いうわけで腓骨筋を緩めて、お客様に再度あるいて頂くと・・・ほぼほぼ当初の痛みが取れた状態で普通に歩けるようになりました。
長短腓骨筋
ちなみに原因は、ついでに触った『左足』。お客様ご自身は左足に痛みも違和感もない状態ですが、左足首が外側に傾いて固まっており、着地時にまっすぐ地面を捉えられない状態になっています。先月から始めたジョギングですが、なんだかんだんで100km/月を走破してしまったとのことですから、長距離を走るにあたり無意識に左足をかばって右足に荷重がかかっていた可能性があります。このため、右足の許容量を超えて負荷がかかり、足を痛めたと思われます。

残念ながら、次の予約のお客様がいらっしゃったため右足を改善させるに留まりましたが、次回は左足の傾きを改善して安定した着地ができるように整えさせていただくことになっています。

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