足首の歪みがもたらす下半身疲労

足の運びに不安がある

足の運びに不安があるお客様がご来店。1年ほど前に比べて、動きが鈍く足元がふらつくこともあるようです。歩幅で言うと、以前の4分の1くらいに短くなってしまっている現在。意識して歩幅を広げれば、広がらなくもないようですが、15分もすれば自然と歩幅が短くなってしまい、「闊歩」とはいかない感じ。歩き方を拝見しても、動きがぎこちなく足の運びに不安と不都合があるように見えます。

『フラフラせずに、力強く元気に歩けるようにしたい』 とお客様からリクエストを頂きました。「結果」を出すためには、まず【原因を探る】必要があります。ということで・・・ベッドに寝て頂き、現在の状態を確認。思った以上に、下半身の疲労感が満載です。太ももの左右バランスが崩れ、ふくらはぎは膨張(むくみ)。両足首は、ほぼ捻挫状態・・・。腰から上に問題がないわけではありませんが、まずは「足の運びの鈍さ」を解消するために下半身に特化して治療です。最優先されるべきは、【足首】でした。残念ながら、両足ともに捻挫しています。捻挫と言っても、一般に足をグキッと捻って「痛ててて・・・」という類の捻挫でなく慢性疲労型の捻挫です。お客様ご本人も気づいていない捻挫です。

本来、足というのは、足裏全体で地面に接地しているものです。足の表面積が大きい方が、体重密度を分散しやすく身体に負担をかけず、ラクに歩くことができます。特に、親指の付け根部分で地面をつかむようにして接地できれば土踏まずのバネ作用を利用し、さらに負担のない状態で楽な移動が可能となります。しかしながら、お客様の足は小指側で立つようなクセがついていました。もちろん、立ち癖もありますが、事態はもっと深刻です。足首自体が傾いて、まっすぐ接地できないようになっているのです。

要するに、足首が【くの字】に曲がったまま接地しているわけですね。いくら、足をまっすぐに着地させたとしても、土台が歪んでいるので、まっすぐ接地できないでいるわけです。すると、足首全体に過度な負荷がかかり、足首は膠着状態に。足首への負担を軽減するために、連鎖的にふくらはぎや太ももへの負担割合が増大↑。各所の筋肉が疲労困憊となり、下半身全体に疲労が蔓延。本来の筋力の30%ほどしか機能していない状況。足を前に出しているつもりでも、70%減でしか前に進めない感じです。思うように足が動いてくれないのも、まるで【足かせ】が付いたように、疲労が下半身にまとわりついていたからでした。であれば、外側に傾いてしまった足首を内側に整えて、まっすぐ着地できるようにするのが、最優先。というわけで、足首の立て付けを正しく矯正。そして、お客様に歩いて頂くと早速、違いが!「ふらつき感が無くなった!」というのです。足の接地感も、親指付け根部で地面に触れている感があるとのこと。

足首が整えば、あとはドミノを倒す要領で作業はシンプル簡単です。疲労で酸欠状態になっている硬い筋肉を緩めて、筋力を回復させてあげるだけ!主要な場所にある硬い筋肉を次々と緩めていきます。少々時間がかかりましたが、下半身に巣食った疲労をザックリ削ぎ落としてお客様に足の運びを確認して頂くと、「来店時とまったく違ってかなり良い」とのこと。足首に関しては、まだまだ矯正と改善の余地がありますが必要十分できたと思います。しかし、1回整えただけでは、またクセが出て元に戻らないとも限りません。疲労感の解消も含めて、また来週にお越しいただき、再び足首の矯正をさせて頂くことになっています。

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