正座ができない・・・

正座ができない

いつもお越し頂いているお客様のちょっとしたお話から正座ができないことが分かり、治療をさせて頂きました。

高校の時に百人一首をしていたそうですがどうも正座をすると足にしびれが来るためあぐらや横すわり、立て膝をつきながら対処していたようです。正座が基本の百人一首。札を取るために前のめりになるのが常識。正座ができないお客様は、どうしても前のめりにできません。対戦相手から「余裕をかましている」と思われていたようです。実際にお客様は実力もあり、試合ではだいぶと強かったようです。余裕勝ちしていたことも、しばしば。なので、なおさら「余裕かましている」感が相手に伝わります。内実は、足がしびれるから正座したくないだけだったのですが・・・。

日常生活の中で、正座をする機会はそうそう多くありません。したがって、正座で苦労することもないようです。とは言え、そんなお話を聞いてしまったからには放っておけません。実際に目の前で正座をして頂くと・・・ふつうに正座ができます。

「正座できてるやないですか?」「正座できるんですけど、この姿勢が1分もたないです。しびれが出てきて・・・」と。早速、ベッドの上に乗っていただき、腰~膝~足にかけて触ってみると左の足首の動きが悪く、まるで鍵がかかってロックされた感じがあります。昔の捻挫の跡もあり、左足首は外側(小指側)に向けて固まっています。

恐らく、この足首の状態で正座をすると、床面に対して足首が水平に寝ることができず足首を押さえつけられたような無理な力が加わります。つまり、曲がらない足首を曲げようとする力がかかり、その抵抗力が負荷になって痛みやしびれが出てしまうのです。

左足首のロックを解除するために傷んでいる筋肉と足根骨を調整します。しばらくすると、お客様にも分かるようで「あ、足首が回ってきた!」と動きが改善するのを実感。次第に足首の可動域が広がり、とりあえずの変化を確認するために立ち上がって頂くと「うわっ、歩いている感覚が違う!」

正座をするように指示すると、「あ、座れる。痛くないし、しびれが出る感じがない。え、足首が悪かったんですか?何?普通に違和感なく正座できるし!」とお客様もビックリ。正座ができないものだと思い込んでいたようですし、生活の中で正座する機会も少ないため、気に留めることも少なかったようです。

しかし、足首の立て付けが悪い状態のままだといずれ立った姿勢でも足首以外に膝や股関節に障害が出てくる危険性があります。現時点で少しでも改善されるなら、それに越したことはありません。「正座ができない」は今の身体が出している赤信号であり、将来の身体に対する危険信号でもあるのです。改善するなら今のうちです。

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