肩が前に流れて内に巻いてる
明らかに、お客様の右肩が前に流れているのが分かります。車のハンドルを持つときに上側を持つクセがあるようで腕をあげたり、肩を回したりする際にひっかかりがあったりします。後ろから拝見している私には明らかなことでもお客様ご本人は自分の後姿を見る機会もないわけで写真を撮って、見ていただきました。
「あー、右肩が前に入ってるねー、たしかに。」「これだけ肩が前に入っている状態だと一般的には、横向き寝をしている場合が多いんですが寝るときにどんな姿勢をしてますか?」と伺うと・・・「そういえば、右向いて寝てるね、右向いてるわー。」1度や2度くらい横向きに寝たからと言って肩および肩甲骨の位置が変位することはありません。が、しかし・・・ それが年単位で3年・5年・10年と続いたらやはり、肩の位置は変位してしまいます。
具体的に、肩の骨がどうこうなるわけではなく肩周りの筋肉が硬化して、肩位置を異様に固定してしまうことになるのです。肩が固定されるということは、動きを制限されるということ。総じて、「腕が上がらなくなる」という悲劇につながります。肩が前に流れて内巻きになると肩甲骨が本来の位置からズレた状態になるのでまず何より、肩甲骨を元の正しい位置に返すことが大切です。
肩甲骨は三角形をしているため、三辺のうちすべての辺が動くように筋肉を緩めます。いわゆる肩甲骨はがしをしていくわけですが、一般の肩甲骨はがしは、背骨側の一辺を動かすのみで残り二辺は触らずのことが多いです。しかし、とうせんきょうでは肩甲骨の三辺を全部動かして本当に肩甲骨が浮く状態を作り上げます。これにより、肩の可動域が広がり、腕肩が本来の動きを取り戻すことになります。
肩が動くようになって、腕が上がるようになったとしても寝方が変わらず、引き続き右肩を下にして横寝するようではまた同じことの繰り返しになります。構造を改革しても、意識が改革されなければ元の木阿弥です。お客様には、横向き寝ではなく正面上向きで寝ていただく意識と習慣をつけていただくご案内をさせて頂きました。
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